村上春樹レヴューのブログ

自称村上主義者の私が独自の切り口で作品をご紹介します。

2021-08-08から1日間の記事一覧

【残り火】(マイ・ロスト・シティーより)

本書は1920年のフィッツジェラルドの華々しいデビューの年に書かれた短篇です。彼の私生活には破天荒なイメージが漂うものの、その作品には高い倫理観が裏打ちされています。そのことがとてもよく分かる最初の作品をご紹介します。 《あらすじ》 小説家のジ…