村上春樹レヴューのブログ

自称村上主義者の私が独自の切り口で作品をご紹介します。

2020-12-19から1日間の記事一覧

【貧乏な叔母さんの話】「中国行きのスロウ・ボート」より

広場の銅像を見上げながら《記号探し》が始まるこの作品は、あのブローティガンの名作『アメリカの鱒釣り』*1の冒頭を彷彿とさせます。その本を抱えているだけでカッコ良かった時代もあったとか、無かったとか('ω') 【要旨】 一角獣の銅像が立つその広場で、…